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食文化によってカニミソの食べ方が違う

カニを食べるときに、中に入っている味噌状の部分。カニが好きな人の多くはカニ味噌に目がないようです。

名称を中腸腺といいカニやエビなどの節足動物にとって重要な器官です。食物の消化と栄養素を蓄える働きをしており、脊椎動物で肝臓とすい臓の機能を併せ持った器官です。そのことから、以前は「肝すい臓」と言われていました。

その食べかたは、カニを茹でたり、蒸したりしたときにカニの肉といっしょに食べたり、カニ肉から分けて食材としても用いられます。ケガニ、ズワイガニ、ガザミ、シャンハイガニなどのカニ味噌が好まれています。寿司ネタとされたり、そのままご飯にのせて食べることもあります。

このカニ味噌を珍重する食文化は米国にはないため、現地のレストランでカニ料理を注文するときには事前にいわないと捨てられてしまうそうです。

大好きな人にとっては、当然、美味しいはずですが、カニにとっての栄養の貯蔵庫であるだけに、カニ味噌には豊富に栄養が含まれています。

国や民族によって、同じ食材に食べる部分と食べない部分があるのは面白いものです。そもそも何を食べるか食べないかには、それぞれの民族の食文化、時代、地域性があり、食に関する興味は尽きません。

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