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実はすごいカニの殻 ~カニの殻の利用方法

カニは殻まで使い尽くせることをご存知でしょうか。自宅でも工業用としても、様々な使い方があることをご紹介します。

自宅でカニを調理した際、殻はどうしていますか?一般的にはそのまま捨ててしまう方が多いと思います。しかし実は、カニの殻には様々な成分が含まれており、非常に幅広い利用方法があります。中には、「そんな事にも使えるの!?」と驚くようなものも。豆知識の一つとして、覚えてみましょう。

捨ててしまうのはもったいない!料理に有効活用

カニの殻からは、非常に良いダシが出ます。特に、一度炒めてから熱湯に晒すことで、濃いダシが出てとても美味しいです。オススメは、スープパスタ。茹で上がったパスタの茹で汁に炒めたカニの殻を浸し、そこにパスタを絡めて簡単な味付けをするたけで、とても美味しいカニパスタになります。身が入っていなくても十分に味を楽しめるので、是非一度試してみてください。

身の回りにあるかも?意外な利用法

多くのカルシウム等を含むカニの殻は、農業・水産・工業などの分野でも活躍しています。最もポピュラーなのは、飼料としての利用です。細かく砕いて粉末状にしたカニ殻を他の成分と混合すると、非常に栄養価の高い養魚用飼料などになります。あなたが食べている魚も、カニの殻を食べて育っているかもしれません。
また、驚くことに、太陽電池のパネルに利用できるという研究結果も出ています。ナノ構造を利用して透明にしたカニの殻は、高弾性・低熱膨張の成分を多く含むため、ガラスに代わる役割を担えるのだそうです。

知らなければただの廃棄物となるカニの殻ですが、可能性は無限大。捨ててしまう前に、そこに少し思いを馳せてみるのも楽しいですね。

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