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知ってしまえば簡単!ボイルカニの見分け方

お店や通販などで売られているカニはボイルされたものが多いです。茹でカニは熟練の職人によって絶妙に茹でられていて、自宅で茹でるよりも美味しかったりします。

ただ一口に茹でカニといっても個体差によって味は格段に違うもの。当然、活きカニとは見分け方も変わってきます。ポイントさえわかってしまえばそれほど難しくありません。美味しい茹でカニを見極めるポイントをご紹介しますので、茹でカニ選びの参考にしてください。

甲羅の色は鮮やかな赤

どんな食材でも“素材の色”を確認することは大切です。茹でカニも同じで、甲羅の色を見て美味しさを判断することができます。判断基準は「赤」で、特に「鮮やかな赤」をしたカニは鮮度がよく、美味しいカニと言えます。

質感も大切なポイント

質感でいえば表面が乾燥しているものはボイルしすぎで美味しくありません。茹ですぎで塩辛くなってしまっていることも少なくありませんので、甲羅が適度に湿っているものを選びましょう。甲羅を触って柔らかいものは脱皮直後の可能性があるので身が詰まっていないことが多いので避けましょう。見た目と触った感触だけなので本当に簡単ですよ!

カニの匂いはどう?

カニの匂いはなんとも食欲をそそるものですが、あまり匂いが強いものはNGです。実は新鮮なカニほど“カニ臭さ”は少なく、ほんのり香る程度です。強い匂いのものは鮮度が低く、美味しくありません。また腐敗臭がするようなものは絶対に避けましょう。

お腹も見てみよう!

最後はカニをひっくり返してお腹の色も見てみましょう。通常、カニの腹部は白っぽくやや黄ばんでいます。黒っぽくなっている場合は茹でが甘く、お腹にカニ味噌がしみだしてしまっています。せっかくの美味しい味噌が流れ出し、もったいない状態になっていますので、避けたほうが無難でしょう。

重量表記の罠!?

身が詰まっているカニほど重いというのは感覚でわかりますよね。店頭であれば実際に持ってみて、一番重いものを選べば身入りの良いカニということが簡単にわかります。ちょっと難しいのが通販での購入の場合。カニの重量表記は基本的に活きカニの状態での重さで、調理後のものではありません。ボイルしてしまうと水分が抜けて10%~30%ほど軽くなってしまいます。減った重さを計算して、一番身入りの良いカニを選んだほうがお得で美味しいです。

老舗はやっぱり美味しい!

ボイルは単純な調理法だけに経験の差が味にでてきます。やはり老舗のお店のほうがゆで時間や塩加減がうまく、大きな釜で茹でているために美味しく仕上がることが多いです。また「浜ゆで」のように水揚げ後すぐに茹でられたものは鮮度も高く美味しいので、狙ってみてもよいでしょう。

一度知ってしまえば簡単なボイルカニの見分け方。店頭に並ぶカニをポイント通りに順番に見ていけば必ず美味しい茹でカニと出会えますので、ぜひお試しください。楽しく選んで美味しいカニをゲットしましょう!

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