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カニ缶の中身は紙につつまれています

いくらカニが大好物な人でも、産地に食べに出向くか、市場の近くに住んでいないと、なかなか新鮮なカニを食べる機会はありません。通販でカニを取り寄せることも可能ですが、一般的には、カニ缶で食べることが多いのではないでしょうか。

何故カニ缶の中身は紙に包まれているの?

カニ缶の中身は、なぜ紙に包まれているのでしょうか。その理由は、カニ肉の変色を予防するため、1900年ころに缶詰業者が発明したのが始まりだそうです。ドイツから輸入した硫酸紙という水を通さない紙を使って成功しました。

当時、缶の材料の鉄が、直接カニ肉の表面に触れて黒ゴマのような変色が発生して見た目が悪くなってしまったことに困り、紙で仕切って缶の内側が直接カニ肉に触れないようにしたらうまくいったそうです。缶詰の製造過程で加熱したときに、カニ肉に含まれる硫黄が染み出してきて、缶の鉄と反応したのが原因でした。

現在では、缶の表面から鉄がでないように工夫されており、紙は不要といわれていますが、見た目が良く高級感があるのでそのままだそうです。

ちなみに、缶詰は、ナポレオンの要請によって19世紀初頭にフランス人が発明したビン詰めが原型です。重くて割れやすかったことから、その後、缶詰が考案されました。

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