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タカアシガニとは

大きな甲羅に長い足の特徴的なタカアシガニの姿を水族館で見かけたこともあるのではないでしょうか。

食用としても歴史は古く、静岡の伊豆では民宿の目玉メニューとしてテーブルに乗ることもしばしば。タラバやズワイのようにカニ身の濃厚さはありませんが、独特の味と食べ応えがあります。特にカニ味噌は量が多く、旨みもたっぷり。少々の苦味がアクセントとなってお酒との相性もばっちりです。

調理法は鍋や焼きも美味しいですが、最もポピュラーなのが蒸し上げ。それも丸ごと一匹大きなタカアシガニを蒸す豪快な方法が最も美味とされています。切断してしまうとどうしても旨みやカニ味噌が溶け出してしまい味が落ちてしまいます。美味しさを十分に保つには丸ごとの調理が最上なわけです。
漁期は駿河湾の場合、9月から翌5月まで。旬の季節はその中でも2月~3月と短い期間です。産卵期前の栄養が詰まったタカアシガニが最高に美味しいというわけですね。

生きる化石にして世界最大のカニであるタカアシガニ。他のカニでは味わえないプレミア感を味わってみてください!

体長

甲幅30㎝

分布・生息

岩手県釜石沖から九州あたりの太平洋岸で台湾の東方沖でも発見されている。150m~800mほどの砂泥底に生息している。

生態

産卵期は春で、水深50mほどの浅い水深まで移動する。カニ類の中では古い種であり、通称「生きている化石」と呼ばれている。雄が鋏脚(ハサミの足)を広げると3mを超えるほど大きく、世界最大の現生節足動物である。食性は雑食性だが個体によって好き嫌いがある。

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海水(※現在は「タカアシガニ」のページです。)
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