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越前ガニとは

福井の冬の味覚の王者といえば越前ガニと言われるほど、地元に愛されるズワイガニです。

解禁日は11月6日で、毎年その時期には福井県内の漁港は地元をあげての大賑わいになります。越前ガニがほかのズワイガニと一線を画している一つの要因として越前海岸沖の厳しい環境が挙げられます。日本海の豊富なプランクトンや激しい潮流、さらに厳しい冬の寒さがカニの身を引き締め旨みをギュッとその身に宿させているのです。

水揚げ後すぐの越前ガニは少し透明感のある赤茶色。茹でると鮮やかな赤色になり食欲をそそります。食べ方にはいろいろとありますが、冬の旬ということでカニ鍋が最もポピュラーです。漁港近くであれば新鮮なまま刺身やしゃぶしゃぶで食すのも通と言えます。

体長

甲幅14㎝

分布・生息

福井県側の日本海で獲れるズワイガニを特別に越前カニと呼ぶ。50~1200メートルの砂泥底に生息する。主に好むのは200~600メートルの深海で0~3度前後の水温を好むとされる。

生態

産まれてから親カニになるまでに10年ほどで、11齢で漁獲可能サイズ(90㎜)を超える。最終齢から4年ほど生存し、脱皮すると損傷した足は再生する。深海域に生息するため詳しい生態は十分に解明されていないが、2003年に若狭湾にて行われた調査では以下のことが判明している。

雌ガニは平均で66,000粒の卵を抱き放出し、高齢になるほど放出数が減少する。

人気の食用カニ(※現在は「越前ガニ」のページです。)
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