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花咲がにとは

茹でると花が咲いたように真っ赤になることが名前の由来とされる花咲がに。名前に「カニ」とついていますが、厳密にはカニではありません。

エビ目・ヤドカリ下目・タラバガニ科に分類されるヤドカリの仲間です。他のカニにはない独特の甘みと旨みがあり、エビのような香りもあることから人によってはズワイガニよりも美味しいと評する人もいます。弾力性のあるプリプリとした食感も人気の秘密ですね。

納沙布岬でしか水揚げされないため珍重され、地元では特に人気があります。解禁は夏で、地元なら獲れたてを食べるなら夏場が旬です。チルドものなどを買い求めるならば8月や9月にチルドされたものを選ぶとよいでしょう。

刺身、茹で、鍋などどのような食べ方をしても美味しいのが花咲がに。独特の甘みと濃厚な旨みを堪能するなら洋酒と組み合わせるのも良いです。またメスのふんどしあたりにある内子はカニ通をうならせる珍味です。また花咲がにの専門店では鉄砲汁といった郷土料理もあるので機会があればぜひ地元で食べていただきたいものです。

体長

甲幅15㎝ほど

分布・生息

北海道の納沙布岬周辺の海域が漁獲の中心で希少なカニ。ベーリング海からオホーツク海、さらにはシベリア海まで分布。水深は200m程度までで比較的浅い水域を好む。

生態

4月下旬から7月に産卵を行う。食性は動物質のものではなく、ナガコンブやピリヒバ(サンゴ藻科)など植物質のものを餌とすることが個体調査でわかっている。

人気の食用カニ(※現在は「花咲がに」のページです。)
ズワイガニ 松葉ガニ 越前ガニ タラバガニ 毛がに

海水
アブラガニ ワタリガニ タカアシガニ ヘイケガニ イシガニ イバラガニ
アサヒガニ 栗蟹(くりがに)

淡水
モクズガニ さわがに スナガニ コメツキガニ いそがに

外国産
イチョウガニ 上海がに

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