蟹(かに)総合情報サイトTOP > カニの種類一覧 > スナガニ

スナガニとは

甲はほぼ四角で、はさみ脚は左と右の大きさが違います。大きなほうのはさみの内側にヤスリ状のギザギザが一列に並んでいて、脚のとげとこすり合わせて音を出します。メスのカニの気を引くときに音を出すとのことです。

砂浜に直径2~33cm、深さ0.5~1mの巣穴を掘ります。砂に付いた小さな植物を砂ごと小さい方のはさみですくって口に入れ、吐き出した砂をダンゴ状にして放置します。穴の周囲にたくさんの砂ダンゴがあるため、そこがスナガニの巣穴であることがわかります。

成体は体色を周囲の状況により変化させます。敵がいないときは赤一色、怯えると周囲の砂と同じような褐色になります。夜間は、透き通ったような色になり、電灯を照らすとその陰だけしかよく確認できないためか、ユウレイガニの別名があります。

素揚げや唐揚げにして塩をふって食べることもあるようです。

体長

甲幅2.5~3.0cm

分布・生息

日本の東北地方以南、朝鮮半島、中国東岸、台湾までの東アジアの熱帯、温帯域に分布。砂浜海岸に生息。

生態

砂浜に生息する中型のカニ。夜間、砂浜を徘徊して動物の死体や藻類等、小動物も捕食。孵化直後のウミガメを捕食するという報告もある。天敵のシギ、チドリ、サギや、コチ、クロダイなどから身を守るため、敏感に動くものに反応し、走って巣穴に逃げこんだり、水辺の砂泥にもぐりこむ。複眼が発達しており視力が良い。昼間は警戒心が強く、とても速く走る。

人気の食用カニ
ズワイガニ 松葉ガニ 越前ガニ タラバガニ 花咲がに 毛がに

海水
アブラガニ ワタリガニ タカアシガニ ヘイケガニ イシガニ イバラガニ
アサヒガニ 栗蟹(くりがに)

淡水(※現在は「スナガニ」のページです。)
モクズガニ さわがに コメツキガニ いそがに

外国産
イチョウガニ 上海がに

PAGETOP