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さわがにとは

養殖されたものが居酒屋などで唐揚げとして出されたりするほか、甘辛く煮たりして食用となります。素揚げはそのままで、唐揚げの場合は片栗粉を振ってから、油で揚げます。甲羅がパリパリと揚がればできあがりです。塩、コショウなどで味付けし、ビールのツマミになります。モクズガニやアメリカザリガニと同様、ウェステルマン肺吸虫の中間宿主となるため、酢漬けなどの生食には注意が必要です。

生息域の子供たちにとっては身近な生き物です。純淡水性で雑食性なので、水温と水質に気をつければ飼育は比較的容易です。えさはミミズやキャベツなどです。水槽には砂を入れ、草を植えます。複数を飼育する場合にはなわばりに注意します。水質汚濁に弱いため、水のきれいな河川の指標種とされます。

体長

甲幅20~30mm、脚を含めた幅は50~70mm程度

分布・生息

日本固有種で、本州、四国、九州、および本土周辺の島嶼に広く分布。河川の上流域で、砂礫や小石の多いところに生息。一生を淡水域で過ごす純淡水性。

生態

春から初夏にかけて水中で交尾し、直径3.0~3.4㎜の卵を30~70個産む。幼生は卵の中で変態し、親ガニと同形の稚ガニとして孵化。孵化後1~2週間はメスの腹部で過ごし、体が硬化すると親から離れる。3~4年で成熟し、その後3~4年間生きて繁殖。食性は基本的に雑食性。貝類、ヨコエビ類、ミミズなどのほか、魚の死体、ガの幼虫、水生昆虫、落葉など。稚ガニは水生昆虫や魚類に食べられ、幼体や成体はイノシシ、タヌキなどの野生動物や鳥類に捕食される。

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