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タラバガニとは

タラバガニタラバガニは、カニという名前がついていますが生物学上はカニではなく、ヤドカリの仲間です。その姿を見てみるとわかるのですが、カニは通常10本ですがタラバは外見上8本しか確認でいないことからカニとは違うことがわかります(ちなみに小さい足が2本甲羅の中に隠れています)。

名前はその生息域が由来と言われています。タラの漁場と重なるため「鱈場蟹」と字があてられたことが始まりではないかとされています。

日本に流通するタラバガニは9割以上が輸入物です。残りは北海道産で、漁期は1~5月と9月・10月だけです。その中でも旬は4月~5月。オホーツク海の流氷が去る海明けのタラバが甘みも強く美味しいといわれています。また脱皮後に甲羅が完全に固くなる時期の「硬ガニ」も旬です。11月~2月の身入りの良いタラバガニは食べ応えも味わいも十分なのでぜひ味わってみてください。

体長・重さ

体長 : 甲羅の幅が約25cm。脚が長く、広げると幅1mを超える

重さ : 成体で1~2kg。10年以上生きた個体の中には3kg級も確認されています。

分布・生息

北太平洋や北極海のアラスカ沿岸、チリやアルゼンチン付近など広く分布している。日本では北海道の近海や、太平洋沿岸で生息が確認されている。30メートルから360メートルの水深が主だが水温が低いほど浅い水域にいる。

生態

食性は肉食で、生息域にいる様々な小動物を捕食する。成長が早く、孵化した後は約4年で成熟し繁殖を開始する。産卵は4月~6月で、高齢のタラバガニになるほど孵化数が多い傾向があります。産卵数は1回で数万個と多く、天敵であるオオカミウオやミズダコ、そして人間に脅かされない場合は爆発的な繁殖を遂げることがわかっている。

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