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カニとり名人が発明したカニトリーナ

数年程前、カニトリーナというカニをとる道具が話題になりました。ネット上には現在も使用レポートなどが見つかりますが、現在は販売されていないようです。

トング(はさんでものをつかむ器具)の先に石鹸箱ほどのカゴ状の部分がついています。エサをつかんだカニを手元のリールで巻き上げて、両側からはさんでつかまえる仕組みです。カニだけでなく、ザリガニも簡単にとれます。

発明したのは、都内で洋品店を営んでいた生田康英さんです。地元に大手スーパーが進出してきたので店をたたみ、その後いくつかの職を点々としたそうです。

かねてより考えることが好きだった生田さんは、テレビで主婦の発明家が紹介されているのを見て、さっそく発明家を養成するセミナーに通ったそうです。

つぎつぎにいろいろなものを作っては、特許申請しましたが、泣かず飛ばず。ある休日、近所の海浜公園で、親子連れがカニとりをしているのを見て、小さな子供でも簡単にカニがとれる道具を作ろうとひらめいたそうです。

何度も試作品を作っては、カニをとって試すこと数年、ついには5時間で1000匹とれるようになりました。その噂をききつけた釣具メーカーの社長の目にとまり商品化。それは、発明家になろうと決意してから十数年がたっていました。

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