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松葉蟹(まつばがに)とは

松葉ガニは山陰地方の日本海側で獲れたズワイガニのことを言います。海外から輸入されたものは単にズワイガニと呼び、区別しています。

品質や水揚げ場所によってさらに呼び名が分化されているのも特徴です。たとえば島根県の隠岐諸島近海のズワイガニの中でも一定以上の品質と大きさをもった個体は「隠岐松葉ガニ」と呼ばれます。青地のタグがつけられ、国産の品質確かなカニとして認められています。
海外のズワイガニと日本海で獲れた松葉蟹には一見それほど違いがありません。

しかし山陰の日本海はプランクトンが多く、潮流が荒いため身が多く引き締まっていて美味しく健康に育っているといわれています。同じズワイガニとはいえ、その味わいには違いがあるわけです。安価で美味しいのが輸入物のズワイガニ。産地が確かで高級品質なカニを選ぶなら、松葉蟹を選ぶとよいでしょう。

体長

甲幅14㎝

分布・生息

山陰・日本海側で獲れたズワイガニを特別に松葉蟹と呼ぶ。水深200~400メートルの砂泥の海底に生息し、1~4度程度の水域を好む。浅い水深では小さい雌、深い水深では雄が生息している。

生態

雑食性ではあるが、特に貝類や多毛類や魚類、その他生物の屍骸を好む肉食性が強い。自身の脱皮した殻も食べる。産卵は年に1回。初産は6~7月で経産は2~3月。雌ガニは寿命になるまで毎年2~3月ごろまで経産卵を行うため、産卵をしなくなるまで常に卵を抱いている状態になる。

人気の食用カニ(※現在は「松葉蟹」のページです。)
ズワイガニ 越前ガニ タラバガニ 花咲がに 毛がに

海水
アブラガニ ワタリガニ タカアシガニ ヘイケガニ イシガニ イバラガニ
アサヒガニ 栗蟹(くりがに)

淡水
モクズガニ さわがに スナガニ コメツキガニ いそがに

外国産
イチョウガニ 上海がに

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