イソガニを例にその捕まえかたと飼いかたを説明します。
捕まえ方
岩場の石の下や隙間に隠れているイソガニを針金の先に生イカの切り身やスルメなどのエサを取り付けておびき出し、捕まえます。トング(落ちているものをつかむ大きなピンセットのような道具)があると、カニに指を挟まれる心配もなく、安全に捕まえることができます。
飼い方
自然の生き物を家で飼うときは、棲んでいた環境をできるだけ再現するのが基本です。毎回、海水を汲みに行くことができない場合、人工海水を作ります。ペットショップなどで売っています。
水槽に海水を入れ、ポンプ、フィルターなどの器具を水槽に取り付けます。なお、定期的なフィルター清掃のときにも海水を使用しないと、水質を浄化する働きのあるバクテリアが死んでしまいますので注意が必要です。隠れ場所となる大きめの石の他、底には小石や砂、あるいは金網などを置きます。
残したエサは水質の悪化を招くので、食べ残しは取り除きます。乾燥エビ、しらす干し、アサリのむき身、魚の切り身、ミミズ、キャベツなどを食べますが、市販のザリガニ用のエサでもかまいません。
観察などがすんで飼うことをやめるときは、もとの自然環境に戻してあげましょう。