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ワタリガ二(ガザミ)とは

ズワイやタラバと比べて非常に小さいサイズですが、日本では特に重要な食用ガニの一つです。大きさはないものの、身は上品な甘みがあり、旨みも凝縮された味わい。カニ味噌も濃厚で通にはたまらないものとなっています。

また丸ごと鍋に入れて出汁を取ることにも適しています。大型のカニに比べてサイズが小さいことと味わいの濃厚さがその理由です。鍋物やお味噌汁、イタリアンでは「ワタリガニのパスタ」といったものも定番メニューです。また炒め物などの具に活用するのもグッド。他の具材の味を引き立てるとともにワタリガニ自身の旨みも凝縮されて美味しくいただけます。そのままで食すのもいいですが、様々な料理に活用すればさらにその本領を発揮することができるでしょう。旬の時期は雄ならば身入りの良い秋。雌ならば卵を持つ冬が美味です。

そのままでも、料理の具・出汁としても万能なワタリガニ。ぜひ今宵のメニューに加えてみてくださいね。

体長

甲幅15㎝

分布・生息

日本の本州全域の内湾に広く分布。中国沿岸や台湾沿岸でも獲れる。穏やかな波を好み、水深30mほどの浅い砂泥底に生息している。通常は砂底で目だけを突き出させて潜っている。

生態

食性は雑食性で海藻類も食べるが肉食性が強い。貝類や小魚などの小動物を捕食する。産卵は春と夏の年2回。春に産卵されたものは「一番子」と呼ばれ夏は「二番子」と呼ばれる。寿命は2~3年と短い。

人気の食用カニ
ズワイガニ 松葉ガニ 越前ガニ タラバガニ 花咲がに 毛がに

海水(※現在は「ワタリガ二」のページです。)
アブラガニ タカアシガニ ヘイケガニ イシガニ イバラガニ
アサヒガニ 栗蟹(くりがに)

淡水
モクズガニ さわがに スナガニ コメツキガニ いそがに

外国産
イチョウガニ 上海がに

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